「昔話をオトナ語でアレンジ」というのが、かなり面白いので載せとく〜
猿「お世話になります。唐突なお話で申し訳ございませんが、お腰のきびだんごにあたるものを頂戴する、というわけには参りませんでしょうか」
桃太郎「こちらこそお世話になります。ええ、ええ。かまいません。ただ、一点、ご説明申し上げておいたほうがスムーズかと存じますが、こちらのきびだんごに関しましては、当方で今後視野に入れております、鬼退治という極秘プロジェクトのプロセスにおいて活用したいと考えております」
きじ「と、おっしゃいますと?」
桃太郎「ええ、端的に申し上げますと、プロジェクト参加に対するフィーと、お考えいただいてよろしいかと存じます」
犬「横から失礼いたします。それは、退治完了時点での成功フィー、とかんがえたほうがよろしいのでしょうか?」
桃太郎「ご質問ありがとうございます。いえ、このプロジェクトに関しましては、かなり時間的労力や物理的リスクが見込まれますので、参加時点でのフィーと考えております」
猿「つっこんだ質問で恐縮ですが、成功した折には、きびだんごとは別途のフィーが発生する可能性もある、ということでしょうか」
桃太郎「そう考えていただいて結構です」
きじ「生々しい話で恐縮ですが、具体的にはどのようなものが見えてきますでしょうか」
桃太郎「現時点ではなかなか見えにくいのが実情ですが、手前どもの古い人間(おじいさん・おばあさん)にききましたところ、鬼が島には、かなり金銭的価値のある資産が存在するということでして、また、その資産は法律的にはどこにも属さずフリー案件ということですので、確約はできないものの、そのあたりの現物支給などがフィーとして考えられると思います。あ、この件は、くれぐれもオフレコでお願いいたします」
猿犬きじ「了解です」
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