アタシが香港に赴任した1990年当時は、日系のスーパーでしか買えなかった日本の食品が、今や地元の超級市場(スーパーマーケット)でもかなり容易に手に入る。元来香港ではフカヒレ、干しアワビ、干しナマコなど高級食材を日本から輸入しており、日本のものは高いという認識がある。それに食の安全という付加価値がついて購買層は益々広がっている。
先週、上海のテレビ局が日本のマクドナルドやファミリーマートにチキンナゲットを納品している工場の食品偽装について潜伏取材していたが、あれって大いなる矛盾だよね? 日本では安い食材を求めて中国へ行き、中国の富裕層は食の安全を日本に求めている。アタシは… 形は悪くても安心して食べられる野菜を作ろうと思う。

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