7月11日、おっちゃんが海に落ちたせいで大阪に着くのが遅れ、ゆっくり翌日の食料を買うはずがナッツ入り食パンしか買えず、今回は不参加のHさん別宅に泊めていただき、1:30就寝。
3:15起床! 4:00にリーダーM本氏と待ち合わせ、そこにN村氏(初対面)が車で迎えに来てくれ、M谷女史(初対面)をピックアップし、309号・黒滝道の駅へ。そこでアタクシの香港時代の山仲間、M田氏とN川氏が来て久しぶりの再会。参加者は6名。
行き先は、奈良県南部の大峰山(おおみねさん)。広義には大峰山脈を、狭義には山上ヶ岳(さんじょうがたけ)をさしていて、この一帯は1936年に吉野熊野国立公園に指定され、2004年にはユネスコの世界遺産に登録されたそうだ。
報告は、リーダーのレポートを参考にさせてもらおう。
大峰の朝は早い。6:00黒滝道の駅に集合してN村号に全員乗車し熊渡へ。そこは弥山川(みせんがわ)双門ルートの登山口で、狭い駐車スペースにかろうじて余裕を見つけて駐車。6:40林道に入り、弥山川ルートとカナビキ尾根登山口の分岐から八剣谷(はっけんだに)に入る。
昼なお暗い杉林の中を登り、かなり高度を上げると明るいブナの林に変わる。稜線が近づくと傾斜がきつくなり、登山者の行き交う声が聞こえるようになると分岐だ。金引橋と書かれた道標があって、川合道を狼平(おおかみだいら)まで行く。
頂仙岳(ちょうせんだけ)を巻くので大きな起伏もなく、高崎横手の案内板まで来たら右は明星ヶ岳だが、我々は左へ。弥山川にかかった吊橋を渡ると三角屋根の狼平の避難小屋に到着。清々しい風が吹く草原でランチ休憩。
ここのイワナは捕獲禁止なのに、字が消えかけているから?M田さんは釣って食べて旨い!と喧伝していたらしい。( ̄◇ ̄;)
食後、簡単な沢装備をして三角形の周遊道の真ん中、道ではない八剣谷を遡行して八経ヶ岳(はっけいがだけ)を目指す。
台風の後で心配したが、初心者向けの明るく美しい沢で、天然記念物のオヤマレンゲの花も見られ、久しぶりの沢登りは最高!
しかし最後は土砂崩れで沢が荒れ、遡行が困難になったとこで山の斜面を上へ上へと登る。
倒木が多くて歩きにくく、いいかげん飽きた頃、上から人の声が聞こえると思ったら、近畿最高峰、八経ヶ岳に飛び出した!(八剣山、仏経ケ岳ともいい、日本百名山やそれを元にしたものに大峰山は1915mとあるが、それは八経ヶ岳のこと)

彼方に見える弥山(みせん)の小屋を目指して一旦下る。
ここはオオヤマレンゲ(モクレン科)の自生地として有名で、梅雨の合間を縫って多くの人が花を見に訪れる。我々の主目的もそれで、長崎の普賢岳では一輪しか見られなかった、白い清楚な花が沢山見られた。
しかし鹿に食べられて絶滅寸前。環境省と奈良県が防護ネットを張って保護している。
弥山(1895m)には山小屋とキャンプ場がある。
大峰山は倒木が多い。
狼平に出たら、往路で来た道を戻る。私はライトを持ってなく、日が暮れる前に下山しようと焦る。朝でも暗かった杉林はヤバイほど暗く、こんなに登ったのかと飽きれるほど下って、ようやく林道に出たのが18:20。ライトいらずでほっ。
しかし林道が、こんなに歩いたのかと思うくらい長くて、ヘロヘロになって車に戻ったのが18:50。なんと12時間の歩行! 香港トレイル50km歩いたくらい疲れた〜
19:50に温泉だ〜!と玄関を入ると、20時で営業終了だと入れてもらえず、銭湯を探して行くと、営業停止。お風呂は諦めて晩ゴハンだ。鶏唐揚げ定食。
食後、M田&N川組とはお別れ。お疲れさまでした〜

PR